ISBN | 978-4-87571-890-1 |
---|---|
書籍コード | 890 |
判型 | A5判上製 |
頁数 | 480 |
定価 | 5,280円(税込) |
刊行年 | 2023年5月18日 |
≪≪≪いまの“ホーソーン”を読む!📖≫≫≫
日本ナサニエル・ホーソーン協会創立40周年を記念して編まれた論文集。
なぜホーソーンは読まれ続けるのか、いまなお我々がホーソーンを読み続けている理由は何なのか。
その考察を通して、ホーソーン文学の現代性をあらためて検証し、協会の現在地をしめす。
第一部 ロマンスの倫理
・〈エシカル・ルネサンス〉期のホーソーン文学 城戸光世
・「若いグッドマン・ブラウン」 佐々木英哲
・「総督官邸に伝わる物語」にはめ込まれた場所と時間と人間の心 下河辺美知子
・
ホーソーンからハーンに受け継がれる自然観と女性像 林 姿穂
・
ホーソーンの「痣」再考 成田雅彦
・ 病いをぼかす 小南 悠
・ 存在のエコロジー 野崎直之
・ドメスティック・イデオロギーを解体するホーソーンの炉辺 中西佳世子
・『七破風の屋敷』における中産階級家族の形成と労働者/奴隷の表象 大野美砂
・
ブライズデール共同体をめぐるポリアモリーとホモソーシャルな絆 齊藤園子
第二部 倫理と語りの中間地帯―「埋葬」をめぐるロマンス
・「丁寧な埋葬」をめぐるロマンス 小宮山真美子
・
ロジャー・マルヴィンの埋葬者 生田和也
・
呪いとしての祝福 髙橋 愛
第三部 ロマンスの語り
・
ホーソーン的ロマンスの雰囲気について 上原正博
・
皮膚、テクスト、鏡 大川 淳
・「花崗岩のような群衆」 竹井智子
・ 視線と仕草 川下 剛
・ 死者を見つめるホーソーン 石川志野
・ ホーソーンの失われた「上昇する螺旋」 辻 祥子
・「たとえ実際に起こらなかったとしても、起こるべきだった」ことを書く 髙尾直知
・ ホーソーン最後の日々 丹羽隆昭
・ ジュリアン・ホーソーンと父の親密圏 貞廣真紀
★「日本ナサニエル・ホーソーン協会」でも紹介されております。
★下記のアドレスにもアクセスの上、是非、御参照ください!
👍 http://nhs-j.org/nhs/?page_id=92