◆◆◆お知らせ◆◆◆

●当分の間、コレクトサービスのご注文・ご発送手配等々、その全てを『中止』とさせて頂きます。

●大学内での書店様、生協様にて、テキストのご対応を頂けますようお願い申し上げます。

（その他、お近くの書店様でも、取り寄せ注文は可能でございます。）

●尚、「見本請求」は、教員のみの手配とさせて頂きますので、何卒、ご了承ください。

　(一般の方、学生様の「見本請求」は、ご遠慮くださいますようお願い致します。＝一切のご対応を致しておりません。)

何卒、宜しくお願い申し上げます。

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怖い話、不思議な話にぞくぞくして聞き入った経験はありませんか。日

本の恐怖物語は古典、現代作品とも、哀れみや美しさを含み持つとして評

価が高く、皆さんもきっとお気に入りの「恐怖もの」の一つや二つおあり

でしょう。

 実はイギリスも、西洋では恐怖物語の本場とされています。18 世紀半ば

に書かれはじめてゴシック小説と呼ばれた恐怖小説はその後大流行を見て、

1780~1820 年代のピークのころには巡回型の貸し本屋で借りられる本の9

割を占めていました。その流れは19 世紀に、ホラー、推理小説、SF など

へと分化して、カントリーハウス殺人事件や探偵物といったイギリスなら

ではの分野も成立し、さらに20 世紀以降、映画やテレビドラマも含めて

世界中の娯楽作品に大きく影響を及ぼしてきました。

 本書では、19 世紀末から20 世紀初めの作品を材料に学習を進めます。

Unit 1、2 のサキの作品を除く全てがいわゆる幽霊譚です。邦題『愛と恐

怖の物語』の「愛」は、愛の欠如、幸せだった生活への愛着、モノへの歪

んだ愛を含み、それらが生み出す恐怖の物語を5 編集めました。言語レベ

ルは徐々に読みごたえのある英文へとおおよそ進展するよう語り直されて

いますが、語彙文体ともできるだけ原作に沿うよう注意を払っています。

以下のステップ１から6、あるいは前回の授業の復習としてステップ6 か

ら始めてステップ5 ヘと、それぞれの作品の世界をお楽しみください。

１ 選択肢のあるリスニング問題で物語の世界へ。

２ １の解答を確認しながら物語を読み進めましょう。

３ 最終部分を穴埋め問題で聞き取ってみましょう。

４ 内容の理解を確認する問題に日本語で答えましょう。

５ 物語の内容を使った練習で、文法のポイントを無理なく身につけま

    しょう。

６ 授業のあと別紙の語彙表を完成し、付記された英語を使ってストー

    リーの内容にそった会話練習をしましょう。