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ホーソーンの文学的遺産
成田雅彦・西谷拓哉・高尾直知 編著

ホーソーン、メルヴィル、ポー、エマソン、ソロー、ストウ、オルコット、ジェイムズ、バーネット、ハーディ、フォークナー、オコナー、モリソン、オースター・・・。かれらをつなぐロマンスの文学的遺産とはなにか。

ISBN 978-4-87571-084-4
判 型 A5版 上製本
頁数 462ページ
定 価 5,184円(税込)
刊行年 2016年5月



目 次

まえがき  成田雅彦

Ⅰ ホーソーンと十九世紀の作家たち

ホーソーンとロマンスの遺産  成田雅彦
 ――「若いグッドマン・ブラウン」に見る現実の風景
《モラル・ヒストリアン》ホーソーン  髙尾直知
 ──精神的歴史のロマンス的語りかた
メルヴィル「林檎材のテーブル」における家庭小説の実験  西谷拓哉
 ――ジャンルとの親和と軋轢
トマス・ハーディによる『緋文字』変奏曲  吉田朱美
〝アメリカの小説〟への挑戦  竹井智子
 ――ヘンリー・ジェイムズ『象牙の塔』の終わりなき連関

Ⅱ ホーソーンと二十世紀以降の作家たち

ホーソーンとフォークナーの「イタリア」  藤村 希
 ――『大理石の牧神』と『響きと怒り』における南北戦争の影
語り直される「痣」の物語  辻 祥子
 ――ホーソーンからオーウェル、モリソン、ジュライへ
ホーソーン・ロマンスの継承  内田 裕
 ――南部作家フラナリー・オコーナーによる受容
アダプテーションとしてのA  城戸光世
 ――『緋文字』受容の変遷
アメリカン・ルネサンス的主人公の不滅  伊藤詔子
 ――ファンショー、デュパン、オースター

Ⅲ ホーソーンと子どもたち

パールと子ども像の変遷  生田和也
 ――失われた環を求めて
ロマンスの磁場、奇跡、子ども  高橋利明
 ――「雪人形」と『秘密の花園』の生命の庭
ローズ・ホーソーン・ラスロップ  稲冨百合子
 ――父の面影を求めて
死者は語る  池末陽子
 ――ジュリアン・ホーソーンの「エドガー・アラン・ポーとの冒険」と
     「エセリンド・フィングアーラの墓」を読む

Ⅳ ホーソーンと歴史・人種・環境

 「いつわりのアルカディア」  野崎直之
 ――ホーソーンの自然観を再考する
ホーソーンの鉄道表象  中村善雄
 ――「天国行き鉄道」を巡るピューリタン的/アフロ・アメリカン的想像力
ゴムの良心とリアリズム  進藤鈴子
 ――政治家ホーソーンがイギリスで見たもの
ホーソーンの戦争批判  大野美砂
 ――晩年の作品を中心に
 「頭を突き出した蛇のような疑念」  古屋耕平
 ――『セプティミアス・フェルトン』における歴史と情動

   ウェークフィールド的文学史の試み――あとがきに代えて  髙尾直知

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